Animal Assisted Academy

アニマル アシステッド アカデミー

アニマル アシステッド アカデミーの設立

動物介在介入(以下、「アニマル・セラピー」という)を研究し教育していくための教育機関として「アニマル アシステッド アカデミー」を設立しました。

様々な動物種の中でも犬介在介入(以下、「ドッグ・セラピー」という)を実施するためのドッグ・セラピー実践者及びドッグ・セラピーで一緒に活動するセラピー・ドッグの育成を最初に取り組んでいきます。

現在、日本で実施されているアニマル・セラピーの多くは、ボランティア団体を通じて飼い犬とその飼い主がボランティアとして高齢者施設等へ訪問する動物介在活動です。また、小児科医療病院で医療従事者による患者の精神的緩和ケアを目的とした動物介在療法も一部実施されています。

しかし、アニマル・セラピーは、高齢者施設や小児科病院等に限定された範囲だけで利用されるものではなく、

  • 精神障がい者施設
  • 身体障がい者施設
  • がん病棟
  • ホスピス病棟
  • カウンセリング
  • 学校教育
  • 引きこもり対策
  • うつ病等の精神疾患対策
  • フリースクール
  • 刑務所
  • 一人生活者支援
  • ペットの飼い主支援
  • 企業の新人・中間管理職・管理職への人材育成研修
  • 地域住民と飼い主並びに飼い犬との関係改善
  • 地域猫と地域住民との関係
  • 飼い主と飼い犬・飼い猫との関係性の改善による殺処分の軽減

などと、人が生活する日常のあらゆる場面において利用されることが本来のアニマル・セラピーであります。

これまで私自身の活動において、13年間専門学校の専任教員として、学生と学校犬に対してアニマル・セラピーの実施に向けた人材育成とセラピー犬育成に従事し、その育成した学生とセラピー・ドッグと共に高齢者施設、障がい者施設、養護学校、企業などへ訪問し、様々なプログラムを実施してきた経験があります。また、学校犬を介して一人一人の学生に向けた「自律と自立」を目標に支援をしてきました。その他にも、精神科クリニックの精神疾患患者への社会復帰プログラムの一助としてのドッグ・プログラムの提供や高齢者施設等からアニマル・セラピー導入に関する支援など、アニマル・セラピー実施に伴うプランニングにも携わってきました。

しかし、2020年1月ごろから新型コロナ感染症が広がったことで、対面によるアニマル・セラピーの実施が困難な状況になり、限られた状況の中でできることはセミナーや講演によるアニマル・セラピーの教育・啓蒙・普及活動でした。その活動の中で、参加された方々から「アニマル・セラピーについて、深く学びたい。」「実施できるようなアニマル・セラピーの養成講座はないのですか。」という要望が多数寄せられました。これは現在、北海道内には動物介在介入を学ぶ学校等がほとんどない状況にあることも要因だと思います。また、以前一緒に活動をしてくれていたセラピー・ドッグたちが高齢で引退したためセラピー・ドッグたちも少なくなってしまいました。

そこで、一貫したアニマル・セラピー、特に犬を介したアニマル・セラピー(以下、「ドッグ・セラピー」という)を学び、技術を習得し、実践することができ、そしてセラピー・ドッグの育成も並行してできる養成講座を設置しました。

第1クールの3年間でドッグ・セラピー実践者養成基礎研修を中心に開催し、アニマル アシステッド アカデミーが掲げるアニマル・セラピーの理念を持った仲間を育成していきます。その間にドッグ・セラピー実践者養成研修とドッグ・セラピー・コーディネーター養成研修を開催し3年間でこの3つの研修が実施できる開催スケジュールを予定しています。

第2クールの3年間でドッグ・セラピー実践者養成研修を中心に開催し実践者とセラピー・ドッグ候補犬を育成し、第3クールの3年間でドッグ・セラピー・コーディネーター養成研修を中心に開催し、コーディネーター候補とセラピー・ドッグ候補犬を育成しながら様々プログラムを実施していけるようにしていきます。

9年かけてドッグ・セラピー実践者とセラピー・ドッグを育成していくことで多様なドッグ・セラピー実践者とセラピー・ドッグが育ち、チームが出来上がり、多様な人の生活や仕事の場面に適したドッグ・セラピー・プログラムの提供が可能となります。これこそがアニマル アシステッド アカデミーの大きな目標となります。

科学的根拠をもった動物が人に与える効果を考慮し、既存の人へのアプローチプログラムに限らず、新しい人へのアプローチプログラムに応じて犬を介することで得られるブースター効果が期待できるプログラムを考案・実施・展開にしていきます。

様々なプログラムが展開されることによって、人にもたらす身体的、心理的、社会的効果を生み出し、人の福祉の向上へ繋がる社会貢献をしていきたいです。

また、ドッグ・セラピーを育成・実践する前提として、犬の福祉を追求することが重要となります。犬の福祉を追求することがやがて人と犬との共生を育むことになり人と犬との信頼関係が構築していきます。生活の中で犬がいることは、人の身体や心へのリラックス効果をもたらし、心身がリラックスすることで、人は心身ともに健康となり、人との関わりを求め、そこでも犬を介して人と人との繋がりを自然にもたらしてくれる効果が期待できます。

つまり、福祉と犬は様々な人の生活分野をつなぎ合わせることができ、人と犬との双方の健康と福祉の向上をもたらす効果をドッグ・セラピーで展開することが人と犬、そして人と動物との共生による豊かな社会が築かれていくこととなっていきます。その社会が具現化したものが、人も動物も心から豊かになる街「Animal Town」です。

そこにはセラピー・ドッグが将来的に身体障がい者補助犬の追加として「精神障がい者補助犬」としての公的な認可を受け活躍している姿を望んでいます。

アニマル・セラピーの学校
アニマル アシステッド アカデミー開校記念特別セミナー開催
「命のセミナー ~人の終活、ペットの終活~」

日時 2026年2月28(土) 13:30~15:00
場所 モフモフガーデン2階セミナールーム
札幌市中央区宮の森1条6丁目3-1
*地下鉄東西線 西18丁目駅徒歩4分

〈注意〉駐車場について
駐車場はモフモフカフェ利用者用のため、車でお越しの際は近隣の駐車場をご利用ください

入場料 無料
タイムテーブル
13:30 開校の挨拶 アニマル アシステッド アカデミー 学校長 今木康彦
13:40 第1部 「いつか来るお別れのためにいまできること」
わんにゃん訪問看護ぴりかのもり 青山ともみ氏
14:10 休憩  
14:15 第2部 「終末(ターミナル)患者からのメッセージ」
14:45 閉会の挨拶 学校長 今木康彦